このレビューはネタバレを含みます
例え一夏限りの出会いでも、それがその後の人生を大きく変えたりすることだってある。自分を認めてくれる人がいる素晴らしさ、心から楽しめる場所がある素晴らしさ。
「環境のせいにするな」とか、「どう過ごすかは自分次第」とかよく聞くけど、環境だって大事だと思う。
最初のしんどいだけの毎日を過ごすダンカンは確かに10点中たった3点の人間だったかもしれない。ならWater Wizzで働き始めた後のダンカンは?夏を謳歌してる幸せな若者でしかない。環境が違くて、理解者がいるだけで、こんなにもちがう。日に焼ける度、性格も変わっていったのが印象的だった。
多分もうダンカンはオーウェンやWater WIzzのみんなとは会えないだろうし、会えたとしても遠い先だと思う。でもラストは、「大丈夫、君ならこれからもやっていけるよ。」って思えるような素敵なラストだった。
みんながみんな、オーウェンみたいな人と出会えればいいのに。人生行動あるのみ。