『ファミリーツリー』でオスカーを受賞した脚本家コンビの、初監督作ってことで、そこそこ期待してたんですけど、もうほんとに良く出来た、ザ・夏!(コメディ)ドラマでした♪
とにかく
会話会話の連続なんですが、これが上手い!!
キャラがしっかり描けてる!!
冒頭、何気ない会話で始まる映画っていっぱいありますけど、こんだけ吸引力と推進力に長けてる導入会話ってないですね♪
ほんでもって
キャスティングがすんばらしくて、コノヤローですなw
もういちいちセンスが良くて、かゆい所に手が届きまくるナイスな出演者たちで、彼らの凄い所は、凄いと思わせない凄さっていうか、普通なら特出しそうなところをキチンと溶け込ませる上手さが光ってるんですよね☆
サム・ロックウェルに至っては、今まで下手なとこ観たことないしね(好きすぎる♪)
これだけ隅々までキャラの魅力が活きてるってのは、やっぱ会話(脚本)が活きてるからなんですな!
そんな人たちのあれやこれやが、一人の内向的な少年のひと夏に集約されてゆきます・・・
少年の成長・・・
うん、一言で言えばそうなんですけど
なんとも言えない爽快感を残していきやがりますねw
それは、たぶん、母親の存在とその覚醒の部分が大きいからなんでしょうね
ラストのスライダー(の意味)はよう分からんし、その時のカメラも酷やし、なんですけどねwww
自分がやっと見つけた居場所から、自ら旅立って行くというのは、もう立派な大人の行動です!
それこそが、成長の証であるし
観客にとっても少年にとっても
あのプールが、永遠の存在として胸に刻まれる瞬間♩
切な美しい!
オーディションで選ばれた主人公役リアム・ジェームズ君の、最初と最後の表情を観てあげてくださいよ!
ちなみに、脚本&監督コンビもプール職員で出てます♪