内気な少年ダンカンが母の新しい彼氏の別荘で一夏を過ごし、プールのアルバイトを経て成長していくストーリー。
ダンカンがいかにも自分とリンクして共感共感の連続。なんか周りが知らない人ばっかで、かつテンションが妙に高い人達に囲まれてしまい居場所がなくなって、目的もなくどっかふらつくみたいな。周りから暗いやつだとか思われてることを仕方なく受け止めながらも、「俺だってやれば出来んだ」って葛藤するんだよね。
プールの従業員がそんなダンカンの本性を引き出してくれてみんないい奴すぎる！!
特にオーウェンとのやりとりは一見ふざけてるように見えるが、最終的に相手に自信をつけさせるように運ぶテクニックはお見事。
ダンカンとオーウェンが出会ったキッカケのパックマンでも、攻略法知ってても使うなと、せこい手に頼らず真正面からぶつかっていくのが大事だという意味にも捉えられる。オーウェン、カッコイイっす！!
高評価だけど個人的にはもう少しパンチが欲しかったかなとは思う。特にラストはそのまま出発してしまうのか…と少し残念に感じた。
