童貞で冴えない少年が短いひと夏に色々な体験をして成長していく物語。
この手のお話、大好物です。
アメリカの田舎町や別荘が多くある避暑地という限られた舞台というのも絶対条件。
母の恋人との関係や、淡い恋、ハチャメチャだけど対等に接してくれるプールで働く大人たち。
出てくる人みんながストーリーにコクを与えてくれる。
ジャンルはコメディだけど、しっかりしたヒューマンドラマでした。
最初と最後のダンカンの顔つきが違うのも映画の基本に則っていて良い仕事をしているんだけど、エンディングはスッキリ爽やかに、というよりかは良い意味で少し余韻を残すような終わり方だった。
そこがまた良いんだけど。
相変わらずスティーヴ・カレルの演技は素晴らしいし、アナソフィア・ロブは子役の時から知ってるけど美人に成長してるし、サム・ロックウェルの大人の男としての魅力は半端なくカッコいい。
思春期の少年は夏に成長し、
少し大人になって夏を終える系の映画がつくづく好きなんだと実感しました。
ずっと観たいと思っていたので、期待通りで良かったー。