くわまんG

徳川セックス禁止令 色情大名のくわまんGのレビュー・感想・評価

4.5
性をもって、愛と欲の違いを説く!喜怒哀楽がギュッと詰まった、人間挽歌&讃歌!あっぱれ!!!

みどころ:
性の悦びは生の喜び
オール爆笑ド下ネタ
キレたBGMと主題歌
助っ人助平山城新伍
散りゆく者達の悲哀
因果応報で一斉浄化

あらすじ:
徳川11代将軍が御息女、清姫。と言っても第32子ゆえめぼしい嫁ぎ先は無く、結局娶ったのは九州の田舎大名である小倉忠輝。織田信長に憧れ続ける34歳の純情、童貞の中の童貞、最強にして至弱の男。
一方の清姫は激辛処女。将軍家の気位と生娘の強情が災いし、忠輝の拙い初陣を完膚なきまでに粉砕。挙げ句、徳川の名のもとにセッ○ス禁止を申し渡してしまう。
殿の撃チンはお家のチン没。困った家臣は思案して、殿の自チンを回復させるべく、城下随一の南蛮女郎屋で性技強化合宿を敢行。媚薬漬けにされ、快楽の限りを叩き込まれた忠輝は、Lv.99魔王となって再び清姫の前にタった。これにて一件落着……!?

開幕直後からフルスロットルで下ネタの乱れ撃ち。これがことごとくメチャクチャ面白い、と言うのもどうにも許せちゃう愛嬌があるんですね。

忠輝「抜いたり差したりすればよいのであるな?」
じい「はっ。じいの打つ鼓に合わせてお動きあそばせ。」
とか、

清姫「死ぬ死ぬと申しておるぞ!大変じゃ、助けねば!」
侍女「姫様、おなごは絶頂を迎える際ああ申すのでございます。」
とか、

山城新伍「この味一度覚えたら…ヘッヘッ♪」
とか。

涙が出るほど笑えるアフンアフンの後に、欲の捌け口でしかないセッ○スの哀しさをまざまざと見せつけられ、鋭く短く胸が痛みます。脚本も演出も、現代のそれより遥かに自由で成熟してるんですね。そして訪れる因果応報…日本の古き良きカタルシスです。

素晴らしきかな人生!
素晴らしきかな愛のあるセッ○ス!
ホップ!ステップ!!セッ○ス!!!