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チョコレートドーナツのma7のレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.0
社会的マイノリティである同性愛カップル、ダウン症の少年という個性的な3人を通し、普遍的で大切な何かを学ぶことができる映画。

ゲイの性的なシーンには正直一歩引いてしまっている自分がいたのは事実。
差別的な感情は全く持ってないが、それでも「なんで男と男だと引いてしまうの?」「男女のシーンと何が違うの?」と聞かれたら、自分の嗜好と異なるから…以上の明瞭な答えは出てこない。

差別、区別はせず、1人1人を見て、自分がどう感じたかで物事を判断しているつもりだったが、映画を通し、頭で分かっていることと、実際の感情の間にはギャップがあったことを知った。

意思を持って同性愛を選んだ2人に対し
自分の意思とは関係なく、ヤク中の親の子として、ダウン症として生まれてきたマルコ。そして自分を含め、そのどちらにも属さない人達。

多数派、少数派の違いはあれど、それぞれ1人1人が平等に生きる権利を全うできる社会になってほしい。
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