みー

チョコレートドーナツのみーのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.6
これまた素晴らしい映画に出会いました。
題名がスイーツ女子っぽいのでスルーしていましたが、そんな甘い映画ではなかった…。
皆様のレビューを読んで鑑賞しました。感謝です。

舞台は1979年。
アメリカでも同性愛への風当たりは強く、偏見と差別に満ちた時代だったのでしょう。
社会的弱者や少数者。
辛い境遇に置かれたダウン症の少年とゲイカップルが、心を通わせ家族となっていきます。

それは、私にはごく自然な事のようにも思えました。
辛い時に優しくされる喜び。
それを知ってるんだよね。
3人の演技から滲み出てました。

アラン・カミング演じるルディの母性?父性?には、いっちばん泣きました。

「晩御飯にドーナツなんて、身体に悪いわよ…」

なにこの完璧な母親( ; ; )
たまにはいいさって言うポールも、完璧なパパっていうか。
もう、どっちがママでもパパでもいいんだけど。家族!です。

作中のBGMやルディの歌声がまた涙を誘います。しっとりしたピアノの音色と歌声にのせたホームムービーを思い出すだけで…(/ _ ; )

そして。物語の結末は本当に色んな事を投げかけてくれます。
力強いルディの歌声が心に響きました。サントラ買わなきゃ。

こりゃー、上映当時に立ち見や行列が出来た話にも納得です。

いつか子供達が成長したら一緒に鑑賞して、色んな事を考えたり、質問されたいなー。
LGBT、アライ、ダウン症、たくさん勉強して理解しなければ!
みー

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