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チョコレートドーナツのqpismのネタバレレビュー・内容・結末

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭、夜の街。あてもなく、何も持たず、人形だけを抱えながらとぼとぼ歩くマルコの後ろ姿にいきなり打ちのめされる。それがラストシーンだと気づかされた時、胸が張り裂けそうになった。

非の打ち所がない、素晴らしい映画。あまりにも普遍的な、愛と、家族と、虐げられた人たちが尊厳をかけて戦う姿に、ただただ涙が出る。言葉が見つからない。

シンプルなピアノが涙を誘う…完璧な97分。2時間こえてると思ったのに。初めて5点つけます。満席で入れず、次の回も立ち見が出てた。沢山の人に観て欲しい。しかし…映画として語れるまで何十年かかるの。どれだけの人が苦しんだの。そして今も。


新宿武蔵野館
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