吉田

チョコレートドーナツの吉田のレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
5.0
マルコ達の幸せを、何故部外者が壊していくのだろう。それも、"正義"を盾にして。。。

本当の愛とはなんなのか。
正義とはなんなのか。

幸せの形なんて人それぞれで、それを誰かが決めつける権利なんてないのに、ゲイだというだけで、障害者だというだけで、マイノリティだというだけで厳しい差別を受ける。

この作品では70年代のアメリカが舞台だが、これは決して過去の話などではない。2016年にもなった未だ、マイノリティに対する差別というものはしぶとく残り続けているからだ。

"普通"でないことは、皆と少し違うことは、そんなに悪いことなのだろうか?

心暖まるとともに、やるせなさと、せつなさと、そして差別に対する微かな怒りが残った。

Any Day Now...
いつの日にか
吉田

吉田