まあ

チョコレートドーナツのまあのネタバレレビュー・内容・結末

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

幸せなホームビデオとの落差に心がぐちゃぐちゃになった作品


序盤から様々な感情の涙が止まらなかった
最初はルディの優しさや苦労、マルコの境遇に
中盤は家族愛溢れるルディとポールの深い愛情や表情豊かになりダンスを踊って幸せそうなマルコに
終盤は不当な差別や偏見によって深い絆で結ばれた家族愛が引き裂かれる様子に
最後は残酷な結末に

このポスターのシーンが本当に素敵なシーンで、きっとマルコは初めて嬉しくて泣いたのではないかと思う

途中の曲も素晴らしくて、歌詞もその時のルディの気持ちに合っていた

幸せから一辺、最底辺まで突き落とされてしまったので、メンタルをやられてしまった


元を辿れば性的虐待をする人間が悪いのに、男の人が恋愛対象=男の子に性的虐待をするって愚かな思考回路が許せない

私は恋愛対象が男性だけど、じゃあ男の子に対してなぜ疑われないのか

1979年が舞台になっていた
たった30年前なのに、そして今もきっと根強く、矛盾した考えを正義のように振りかざしてる人がいる事が残念でならない

多くの人達が今もまだ多かれ少なかれこういう偏見や差別にあっていて、それでも立ち上がり闘っていると思うと本当に尊敬する


書いていて思い出し泣きするくらい、重く悲しい
お話
でもそれだけじゃなく、二人のパパであるルディとポールと息子マルコの温かい家族の話でもあった
まあ

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