演出家 / フランコ・ゼフィレッリ
色褪せない名作オペラ。二幕の「たくさんの人だ!」がイナバ物置もビックリな密で可笑しかった!豪華な演出〜。彼の監督作品にも興味が出ました。
代役とか遺作だとかで作品が評価されるのはあまり好きじゃないのだけど(そうじゃなくても一生懸命作品をつくっているわけだしなーと思うから)奇跡が生み出したこの回が映像作品として残って語り継がれるのは面白い。ミミ役のクリスティーヌ・オポライスは前日蝶々夫人を演唱し朝にやっと寝付いたというのに7時半に起こされ代役を引き受けたのだとか!(アニータ・ハーティッグは風邪を引いたらしい)翌日のマチネに急遽出演ってすごいなぁ。関係者はみんなヒヤヒヤだったんだろうなぁ。歌い終わるたびに拍手喝采👏であたたかい雰囲気がこちらにも伝わる。一幕終わりのビットーリオ・グリゴーロがニヤニヤしていて可笑しい。ほっとしたんだろうなぁ。
歴史的な瞬間が収められた稀有な作品。