8さん

X-MEN:フューチャー&パストの8さんのレビュー・感想・評価

X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)
4.1

ミュータント達の生存を賭け、未来と過去の2つの時間を股に掛けた壮絶な戦いを描いた新3部作第2弾。

2023年。史上最強のバイオメカニカル・ロボット「センチネル」によって、地球は壊滅へと向かっていた。この危機に、プロフェッサーXは宿敵マグニートーと手を組み、危機を根源から絶つ為、時を越えた1973年にウルヴァリンの魂を送り込む。

50年前の自分の肉体に宿り、センチネル・プログラムの開発を阻止しようとするウルヴァリン。しかしその間も、2023年では暴走するセンチネルの攻撃によって、地球滅亡へのカウントダウンが進んでいた。

2023年と1973年。タイムリミットを控え、2つの時代で同時進行する激しいバトルは、想像を絶する結末へと向かうのだった…


『1973年(過去)と2023年(現在)で同時に迫る滅亡へのカウントダウン。地球の危機がX-MENをひとつにした。』


2つの時間軸の中で同時進行していく物語は、面白さや見所も2倍になっていて一筋縄ではいかない波乱に富んだ展開が、更なる興奮を煽ってくれます。

絶望を知っているからこそ、何が正しくて何が間違っているのかを考え出す事が出来る。しかし時として、人は間違いを犯してしまう生き物だ。人間との共存や友好関係を望むミュータントも同様。何を思い、何を選び、何をするかで最良の未来を掴み取る事が出来るのだ。

X-MENシリーズをまだ未体験の方もそうでない方も、ラストシーンにはテンション上がるでしょうね。まだ新3部作の真ん中ですが、奥行きがあり良い余韻を残してくれますよ。

過去とは、新しく不確かな世界。
無限の可能性を秘めた世界。

数限りない未来が生まれる。
多くの選択肢が未来を決める。

それぞれの選択が、時間の流れにさざ波を作る。
さざ波が集まれば、流れが変わる。

未来とは、決められたものではない…
8さん

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