うめ

恋するふたりの文学講座のうめのレビュー・感想・評価

恋するふたりの文学講座(2012年製作の映画)
3.9
35歳
人生に少し疲れ始めた男ジェシー

19歳
近い年齢には魅力を感じない女ジビー

書かれた書物が
綴る文字が
二人を
近づけたり
遠ざけたり
そんなもどかしくも
甘く
そして切ない

恋愛要素とポップなジャケに騙されたが
何気に深いテーマが隠れています

大人でも子供じみてるし
若くても成熟している
男の考える優しさ
女の求める愛
そして
いくら年を重ねても
ずっと付きまとってくる苦しみ
人生は迷い続けだし
答えは簡単には出ない


ジビーを演じるエリザベス・オルセン。
今までは、あまり心が動いたことはなかったのですが…
「ウインドリバー」を思い出しながら、気づきました。
彼女の魅力に。
それはズバリ泣き顔の愛らしさです!
頭なでてあげたくなる感じ。
「マーヴェル」で見せる芯の強さと真っ直ぐな健気さ。
人気の理由がわかってきました。

何故かちょい役なザック・エフロンも良い。
少ない出番で大きなインパクト。

ジェシーの恩師ピエール
ジェシーの憧れだった女性教授
ジビーの同級生ディーン
それぞれが抱える闇

うかれ
悩み
困る
ジェシー
なんか気持ちがわかるな。



この映画
けっこう好きです。
うめ

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