ねこ無双

ファーザーズ・デイ/野獣のはらわたのねこ無双のレビュー・感想・評価

4.3
監督は映像集団アストロン6。
その中に『サイコ・ゴアマン』のスティーブン・コスタンスキ監督もいますよ〜。
エログロナンセンス、タブー超えていろいろ閲覧注意な怪作。
ファーストシーンから強烈グロでした。
そして、始まるハッピー・ファーザーズデイ!どん!カッコいい画です!

オープニングロールはロックとアニメ融合。
エンドロールは登場俳優がずら〜っと流れるんだけど、ちょこちょこ小技が効いてるので最後まで楽しめます。
でも、コピーのエル・トポを超えた!ん?

父親ばかり狙われる猟奇連続強姦殺人。
犯人ファックマンに狙われたら最後、もう逃がれられない。
っていうか最後までファックマンって何よって感じなんですが…。
ファックマンに対抗出来る男、エイハブを探せという父の言葉のもとに地の果て、森の奥までやってきたジョン神父。
ほんとに服ぼろぼろになってる神父。どんな旅だったんや…。
そして始まる二人旅。
持ち物は銃、毒の実と書かれて小瓶(おいしい実の小瓶もある)、メープルシロップ⁉︎どうやらメープルシロップ作りに情熱を捧げてるらしい。
そこへファックマンに父を殺されたもう一人の青年も加わって、アウトロー三人組は
(神父も悪魔祓いするでもなく銃ぶっ放しなので)、ファックマンと攫われた妹チェルシーを追う。
ファックマンの道…彼が通るところ血の惨劇でなかなかぐちゃぐちゃ度高いです。

刺さった棒引っこ抜く時、関係ない人まで絶叫してたり…、なぜかぬいぐるみみたいな熊がうしろからじっとみてるだけ…かわいい。
毒の実の使い方とかノーモアベリー!の錯乱シーン訳わかんない。
もう…混沌としてて笑えます。
展開はテンポよし、くだらなさもよし、楽しさよし。エイハブも主人公ながら、なかなかのクズさを見せてくれてついつい笑ってしまいます。

終わった?ってところからさらに続く30分。なぜ?と思ったところから始まる新たな罠!
そして猫ちゃんズがテーブルの上をうろうろするラストは最高のカット。