8さん

スター・ウォーズ/フォースの覚醒の8さんのレビュー・感想・評価

5.0

伝説的な傑作スペースオペラ新時代の3部作第1弾。

遠い昔、遥か彼方の銀河系で。
第2デス・スターが破壊されたエンドアの戦いから約30年後。最後のジェダイであったルーク・スカイウォーカーが姿を消して以降、銀河帝国の残党によりファースト・オーダーと呼ばれるグループが結成され、再び銀河に脅威をもたらしていた。

ルークの双子の妹、レイア・オーガナ将軍は独自の軍事組織レジスタンスを結成し、新共和国の支援の下、ファースト・オーダーに立ち向かう為にルークを探していた…


『フォースの覚醒』


ジョージ・ルーカスの手によって作られる事はもう無いであろうと思っていたスターウォーズの新作。第1作目の1977年公開から繰り返されてきた映画祭(ファン感謝祭)が、再び開幕しました。シリーズを敬愛するJ・J・エイブラムスの手によって生まれた今作は、家族を待ち続けている美しく孤独なヒロインであるレイを中心とした、フォースを巡る全く新しい『家族の愛と喪失の物語』であり新たなる伝説の幕開けなのです。

数々の魅力的なキャラクターを生み出したスターウォーズシリーズ。新時代の3部作でもそれは登場します。

可愛らしい新キャラクターのドロイドBB-8ですが、デザインの元になったのはサッカーボールだそうです。ハイパードロイドであるR2D2の人気を超えてしまいそうなこのBB-8が、残り2作品でどの様な活躍ぶりを見せてくれるのか?C-3POとR2D2の3体同時の絡みはあるのか?とても気になりますね。

人間には様々な感情が、潜在的かつ歴史的文化的経緯で表現されています。一般的には、喜び・怒り・哀しみ・楽しみ・愛しみ・憎しみに称されますが、この6つの感情そのものが人格形成する上で重要な感情であり、『六情』と言われています。どの映画作品にも当てはまるでしょうが、ではフォースの覚醒はどれに当てはまるのでしょうか?皆さん様々な感想をお持ちで、感じた事も人それぞれですよね。
因みに私は…

昂り(たかぶり)

30年後の再会から新たなる出会いとフォース覚醒による昂り・今作観賞前後の昂り・次回作への昂りなど色々な昂りがあるのかと。IMAX・MX4Dと2回観賞しましたが、公開終了間際にまたこの昂りを味わいたいな…と密かに考えていますね。そして、2回目の観賞から2週間余りが過ぎても尚昂ぶっている自分がいます。それに比例し自宅にスターウォーズグッズが増えつつあります。

未だこのシリーズの魅力を味わった事のない方には、時間がある時にまず作品に触れて欲しいです。新旧3部作を知らなくても、十分に楽しめる新時代の3部作の初回作となっています。

決して今から観ても遅くないフォースの覚醒は、スターウォーズシリーズとして10年ぶりの新作でありep6から30年後の物語です。この物語をより一層楽しむ為に、過去の主要構成要素はとても重要であり、新時代の3部作の謎を紐解くのと今作の完成度の高さを知る上で、必要不可欠となるはずです。

もしかしたら自身の中に長く深い眠りについていた『フォース』が目覚めるかもしれませんよ。

May The Force Be With You ...
8さん

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