当時無知な僕は
自由黒人と奴隷黒人という言葉を聞いた時に鳥肌が立った。
白人至上主義者からすると黒人は差別するのは当然で、
その中でも奴隷にして良い黒人と、そうでない黒人という認識をしているということがこの作品を通じて分かった。
人をモノのように扱い、いる・いらないや
使いやすい・使いにくいで判断するその姿勢は到底受け入れるものではなかった。
ここまで憤りを覚えさせることができるのは、この作品の構成や表現能力の工夫と努力の結晶であるとも感じました。
見終わったあとのドシッと重さが残る感覚は決して良い感情ではございませんが、
そうしてでもなお知るべき事実であると思いますのでこの作品を高評価とさせていただきました。
