もっとお下品な映画かと思っていましたが、思いの外良い映画でした(^^)
『インセプション』や『（500）日のサマー』などで有名なジョセフ・ゴードン＝レヴィットさん、今作ではマッチョです💪
ポルノや恋愛関係に限らず、「目の前の一人の人間」や「目の前の物事」を見ることができない人は人間関係も人生もうまくいかないよ、という話だと思います。
「みんなと同じように働けば幸せになれる」「結婚したら幸せになれる」「子どもを産めば幸せになれる」「車や家を買えば幸せになれる」と信じ込んで、大企業を狙って就活してなんとか受かったところ（大企業とは限らない）に就職し、結婚して子どもを産んで、家と車を買って、仕事・パートナー・子ども・ローンの愚痴ばかり言っている人…そんな人が現実世界にいますが、そういう人たちのことです。
サプライズプレゼントをして相手が喜ばなかったら「なんで喜ばないんだ！普通喜ぶだろう！」と言う人も同じです。
幸せは自分の心が決めるもの。
それは相手にとってもそうなのです。
頭の中にある理想像を押し付けるなら、現実の人間を相手にする資格はありません。
お人形と腕を組んで歩いていればいいのです。
たしかに恋愛映画ばかり観ているバーバラとポルノばかり観ているジョンは同じだったのです。
バーバラやジョンの両親も、ジョンのようにいつか気づくことができるのでしょうか。
エスターがくれたDVDが気になります。ジョンが見ていたような「虚構」ではなく「真実」のポルノだ、みたいなことを話されていましたが、どんな内容なのでしょう。
ジョンが仕事をしているシーンが一切無いのも気になりました。
