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ウィ・アー・ザ・ベスト!のCTBのレビュー・感想・評価

ウィ・アー・ザ・ベスト!(2013年製作の映画)
5.0
サム・フリークス二本立て。一本目『バディ・ホリーストーリー』の完全燃焼エンディングからの冒頭、緩み切ったママの40歳誕生日パーティーシーンでスタート。「100歳まで生きてねー」なんて…なんつー皮肉。
「こんな街二度と来るか」とバスに乗り、ワイワイふざけて悪態つきながらエンドロール、もう最高だー!
バディ・ホリーストーリーと対局なようでいて、過去を振り返らず前しか向いてない事は共通している。どこからどこまで即興演出なのかわからないが、恋愛パートのエピソードが良いなー。くだらない少年を取り合いして皆んなで雪の中ですっぽかし喰らうのとか、身につまされちゃって…。笑いながらも少し切ない。
青少年センターのダサい大人達との付かず離れずの交流の描き方とか特にそうだけど、諸々の描写がハートウォーミングにはならない程度で絶妙に良い塩梅。
大人がわりと勝手気ままにやってても子供が育つのも公共福祉がちゃんとしてるスウェーデンならではなのかな。三人それぞれの家庭事情の違いも描いてて興味深い。
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