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なみのこえ 気仙沼のshinichiroのレビュー・感想・評価

なみのこえ 気仙沼(2013年製作の映画)
5.0
◎ こちらも対面式のインタビューのドキュメンタリー。夜の気仙沼の景色が間に挿入される。
最初は斜め向かいから撮っているのに不意に正面のショットに切り替わると全然異なる表情で写るのが印象深かった。
2年経った後の振り返りなので厳しい経験をかなりポジティブ気味に話しているように外野の自分には感じられた。
・喫茶マンボウの再建について 38歳の男性の笑顔がホントに素敵だった。
・突然父の死により家業の水道工事の仕事を引き継ぐことになった男性(濱口監督と対面インタビュー)
・着物屋の女性2人 60代の方は震災時は京都にいたが、まんじりとできず、14時間程で高速で走って帰ってきた。50代の方は家に置いていった犬が帰らぬ人になってしまったと、、
・大阪からでて6年程経った時に震災に直面した母娘 気仙沼について転勤などで住むことになった人が来た時も泣くが、出て行くことになった時も泣いてしまうと。
インタビュー中に偶然地震が発生。
・中学を卒業してから漁師になって30代で船頭になり、今は一時休職中の70代男性 (酒井監督と対面インタビュー)
・26才と23才の夫婦 結婚式を執り行う予定が震災で延期に。自身発生時の互いの状況を振り返る。奥さんの方が言葉に詰まった時に夫婦間をクロスカッティングするカメラが印象深かった。
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