人が恋に落ちる瞬間からその終わりまでをとても丁寧に描いた作品。
愛した相手を求めたり憧れたり寂しくなるような感情は普遍的で、どんな性的嗜好であってもそれは基本的に同じ。
ちょっとした心の動きを描くゆえに、ある程度の尺がないとその気持ちに見てる側が置いてけぼりになる…とはいえ、正直長いな…と思うところもあり。
(何度も中断…苦笑)
そんな身勝手な想いは、なんだか、他人の恋愛で勝手に楽しむよさと、他人の恋愛を覗く居心地の悪さか同居する、そんな作品。
アデルの絶妙に可愛いのか可愛くないのかわからない感じと、エマ(レア・セドゥ)の圧倒的存在感。