けんけん3号

アデル、ブルーは熱い色のけんけん3号のネタバレレビュー・内容・結末

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

レア・セドゥ目当てで鑑賞。
レズビアンカップルの物語で、大胆なセックスシーンもあるのですが、不思議と不快ないやらしさはなく、キレイな作品でした。主人公のアデルの気持ちが良く描かれており、ティーンエージャーらしさに共感出来ました。チープな恋愛映画にならなかったのは、前半の学生生活や、お互いの家での会食シーン、哲学や芸術を語るシーン、破局後の先生として働くシーンなど、人によっては不要と思う日常のシーンがアクセントになっており、この映画にいい影響を与えていると思います。カフェでの再会ではなんとも言えない歯がゆさ、苦しみ、もどかしさ、壊れた恋愛って、こんな感じだなぁと、演出の上手さを感じました。長いけど、アデルに感情移入出来て、案外サラッと鑑賞出来ました。
個人的にはレア・セドゥが魅力的でした。特に公園での別れ際のウィンクは
キュートでした。