シャープさの無い、コントラストも弱い、ぼやーっとしたモノクロの映像。
そのおかげで夢の中みたいやな。
フォトショでカラー画像を何も触らずにそのままグレースケールに変換したらこんな感じ。Kが強く出ない。
長回しの2人でのコンテンポラリーダンスのシーンは圧巻だった。
「言葉が要らない」のカタチの1つやな。
同僚ちゃんに怒っていた場面の長回しはえらい撮影がキツそうな。。NG出したらえらい事や…。
あれ、怒る理由も分かるし、ぶつのも分かるんやけど、あまりに思いっきり力任せに何度も何度もぶつもんで、同僚ちゃんも張り手の一発くらいかましてやればいいのにと思ったわ。同僚ちゃん、心から心配してたんやし…。
本人の前で訊ねたんが不味かったな。
滲む工場や街の灯と反射した水面の光とか、綺麗だった。
ただ、ダンスのシーンもやけど、何かの曲のMVっぽさが強かった。
場面、場面の映像が出来上がり過ぎてる。
ストーリー自体はショートフィルムでも収められそうなくらいにシンプルやからな。
台詞が無くても、彼女の気持ちが段々と分かる様になってくる演出が良かったと思う。
ところで「クリスマスか1月初旬くらいから半年経ってる」そうなのに、皆ずっと厚着なのは何なん。
