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自殺者1万人を救う戦い
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目次

『自殺者1万人を救う戦い』に投稿された感想・評価

7年前に急性腎炎でひどく高い熱がでたことがあった!

普段とは違う様態に、いつもの妄想で「死んでしまうのではないか」と真剣に思い込んでしまった。

そんな時ってなにを考えるかというと、
「なんの為に生まれてきたのだろう」ということ。

「やり残したことはないかな?」って自問自答をしたら「残り僅か、人を救うことをしなきゃ死なれん」って思ってね

それで子供に「自殺をくい止める唄をつくるよ!」って勢いこんだ。

驚いた息子がたじろぐなか、歌詞をつくり始めていた。

いまでもあの勢いは怖かった!って言われる。

急性腎炎は案外すんなり治り、曲づくりは頓挫した。

でも、いまでもあの熱は燃えている。

1年ほど前、息子からこの映画を観て欲しいと言われた。

息子のレビューも読んだ(スプリングスで投稿してます)

でも、なぜだかその時は書けなかった。

引っ越しを控え、昨日親友が「きっとまた良い巡り合わせがあると思うよ」ってラインをくれた。

そして今日。神奈川で父親が企画した飲み会に参加したら「自殺をくい止める講演」をしているって方と隣同士になり、お話をすることができた。

そして誘っていただいた。

どうなるかはわからないけれども…いろんな光がみえた。

ー人生はおもしろいー

ー死んでなんかいられない!ー
〈/自殺は《仕方のないこと》なんかじゃない/〉

【Introduction】
『過去10年間に約30万人の日本人が自殺で亡くなっている』
この言葉を聞いて皆さんはどう思いますか?
『そんなに多いのか』と驚きますか?
『信じられない』と感じますか?
僕は『それくらいはいるだろうな』と思いました。
30万人とはアイスランドの人口と同じくらいだ...というナレーションにも別段驚きはしません。
ニュースや新聞で毎日[自殺]というワードを目にしているからです。
それくらいの人数がいて当たり前だと感じてしまいます。
きっと、僕たちは麻痺してしまっているのでしょう。
自分から命を絶つという行動に。
自殺に。
慣れてしまっているのでしょう。
自殺が日常の中に組み込まれてしまっている現在の日本。
人の悩みには目を背け、自分の悩みは人に話せないような社会。
僕らはこんな環境に《適応》しつつある。
いや、適応という言葉の選択は正しくはありませんね。訂正します。
僕らはこんな環境のせいで《劣化》しつつある...でした。
精神の劣化。肉体の劣化。魂の劣化。
ボロボロになりながら日々を生きる僕たちにとって、《死》は甘美な響きを持ちます。
ですが、僕たちは既に知っているはずです。
《自殺しても、何も変えられない》ということを。

【Review】
野崎まどの小説『バビロン』を読んでいて、自分が自殺についてあまりにも無知だったと知ったのが今作を観る動機です。
僕が高校生の頃、登下校のために毎日[JR阪和線]を利用していました。
三年間の経験だけなのでそれ以前のことは分かりませんが、阪和線はよく電車が止まります。
そのたびに車内では『うわ遅刻やん』『他んとこでやってくれ』などの愚痴が聞こえてきて、度々気分が悪くなりました。
誰もが自分の心配しかしていないのです。
この路線のどこかでは[人身事故]が起こっているにもかかわらず。
......今作はそんな日本の問題を海外からの目線で取り上げており、改めて考えさせられました。
今まで何作かYouTube作品のレビューをしてきましたが、今作ほど《多くの人に観てほしい》作品は初めてです。
観てほしい...というよりも《観なければならない》作品でした。
『SAVING 10,000 - Winning a War on Suicide in Japan - 自殺者1万人を救う戦い - Japanese Documentary』

https://m.youtube.com/watch?v=oo0SHLxc2d0

【digression】
僕は自分を偽善者だと思っています。
[小銭を落とした小学生を手伝うのも]
[観光客の道案内をしてあげるのも]
[体調の悪そうな人に声をかけるのも]
[友達の悩み相談に乗るのも]
みんな全部、自分の自己満足。
観て観ぬふりをして、後々後悔に苦しめられる...そんなことにならない為の、ただの自己満足です。
時には怪訝そうな顔を浮かべて迷惑がられることもあります。
...でも、そうした[押し売り]をしていかなければ、誰も助けられないのです。
助けになることなんか絶対に出来ないのです。
全ての人間が[おせっかい]になってしまったら、それはそれで『ハーモニー』の世界ような《ディストピア》が生まれてしまいそうですけれど、今の社会にはそれくらいのショック療法が必要なのかもしれません。
この世界は、あまりに無関心が過ぎます。
panpie

panpieの感想・評価

4.5
フォローしているスプリングスさんのレビューで知りURLを書いていただいていたのですぐに観ました。

日本の自殺の問題を取り上げていましたが監督が外国の方だった事に驚きを感じ日本の自殺率の高さが突出していて他の国と比べて群を抜いていると知りました。
外国人には異質に映るだろう日本人の自殺は生活に根ざしておりおそらく外国の方には理解に苦しむのではないでしょうか。

生きていたら楽しい事ばかりではないし誰でも自殺したいと思わないまでも今すぐ消えたいとかここから逃げたいと思う事はある筈。
私も考えた事はあります。
実際に自殺の方法を考えた事はないですけど残された家族の事を考えました。
そして「今がどん底ならこれ以上は悪くならない」と考えて引きこもりにならなかったのはきっと仕事を忙しくしていたからだと思っています。
そんな事も考えたのに今では仕事が嫌だだの早く帰りたいだの考える事も多くなって忘れかけていましたが今作を観て助けてくれたのは仕事だった事を思い出しました。
最近は暑いし忙しいしまた怠け病が出て来てましたがあの時を思い出して初心に返りました。
そう言う意味でも見る価値は十分にあって本当に刺さる作品でした。
スコアをつける事が躊躇われた作品に出会う事も久しぶりでした。
でも自分も含めてスコアの高い映画を何故高いか知りたくて見る傾向はあると思うのでスコアを悩みつつ付けました。
私がスコア5を付ける事によって観る人が増えるのなら5を付けたい。
一人でも多くの人に観て考えて欲しい。
そう思ったドキュメンタリー作品です。

ただ仕事に逃げただけなのかもしれませんし忙し過ぎてかえって自分の臨界点を超えない様に休みの日はひたすら映画を観ているのかもしれません。
何処かに逃げられる場所があれば踏み止まれると思いますが拠り所がないと生きている意味を忘れてしまうのかもしれません。
図太く生きられるなら誰も悩まないし生真面目であるが故の日本人にしか分からないこの空気感。
観ていて日本人なら誰しも辛く思う筈。
51分と短いのにちゃんと章仕立てになっていてとても纏まっていて素晴らしい構成だと思いました。

スプリングスさんのレビューにもありましたが私もそれを言ったら偽善者です。
自分の悩みは聞いて欲しいけど誰にでも言えない。
あの人悩んでるみたいだけどどう話しかけたらいいのかと考える内に日常に忙殺されそれすら忘れてしまう。
おまけに圧倒的にコミュニケーションが少ない現代において誰かに聞いて欲しいけど誰に言ったらいいか迷うし親に相談して心配はかけたくないなど日本人はなかなか言うにしても聞くにしても言葉にし辛いですよね。
親しくしてるからこそシリアスな話を避けてしまいがちです。
「悩みがあるなら聞くよ」なんてお節介だと思われたり上からだとか思われるのが怖くてなかなか言い出せないのも事実。
そんな空気感日常でひしひしと感じます。

今作の中でも語られていましたが日本は外国の様に行きつけの精神科医を持つ習慣はないですよね。
精神科にかかるのは日本では外国の様に普及していない様に思います。
悩みを話せるシステムがもっと整っていれば例え有料であっても通う事も出来るし日本の精神科医の質も向上するかもしれません。
今作の中で女性の精神科医が日本は市民病院において一人の精神科医が受け持っている患者に対して割ける時間が一人3〜4分位しかないと言っていました。
その時間の中で投薬に割ける時間を引いたら一体何分その患者と向き合えるのかと。
今ドラマの「ハンニバル」にハマって観ていますが多くの外国ではこんな風に悠長に診療するのだなと参考になりました。
「ハンニバル」の場合は患者自体が普通の患者は殆ど出て来ませんが(笑)どうしても日本人目線で見てしまうと日本人の国民性にもよる所が大きいと思いますが日本人は責任感が強いし内に秘める国民性だと思うのでなかなか相談に行き辛いですよね。
それで益々深みにはまってしまうのではないでしょうか。

最後で元警察官の方のお話を観て観直す度に何度か泣いてしまいました。
だって素晴らしいのです。
こんな方が今の日本にいるなんて!
口で言うのは簡単です。
何かしたいと思ってもどうしていいのか分からないけどこの方は警察官だったからもっと辛い現状を肌で感じていた筈。
でもこの方は退職後実際に仲間と行動に移している。
心打たれました。

その方はこんな事を言っておられました。

誰も死にたくないんです。
助けを待っているんですよ。
なんでそこに手を差し伸べないのか。
国民の命は国の宝でしょ。
助けてくれと言ってるんでしょ?
なんでそこへ手を差し伸べないの?
分かっていてあっちを向いているのは犯罪じゃないですか。
ここは観光地だからって何を言ってるんですか!
金儲けのために人の命は関係ないの?

自殺を減らすには日本の社会や日本人の横並びの考え方など変えなければこの問題はなくならないと思います。
まだ物価も仕事も安定していてバブルの頃の様に仕事を辞めてもすぐに次が見つかる時代ならどうだったのでしょう。
バブル時期は今より自殺者は少なかったのでしょうか。
色々な因果関係がある筈です。
確かに今は生き辛い世の中だと痛感しています。
どうしたらいいの?
他にできる事は?
他の方のレビューにありましたが今作を観てレビューして私もバトンを次の方へ渡したいです。
何方か受け取って下さい!

スプリングスさんのレビューにURLが書いてあります。
是非多くの方にご覧になって欲しい。
スプリングスさん紹介いただきありがとうございました。

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