YAZ

デデという娼婦のYAZのレビュー・感想・評価

デデという娼婦(1947年製作の映画)
3.8
古いフランス映画観る

港町舞台
船長と恋に落ちて町を離れよう
とする娼婦デデと離れないヒモの話

早朝の港で始まり早朝の港で終わる。
紙袋から何か取り出し食べながら海
を眺め遠い所へ行ってしまいたい
ようで寂し気なデデ

すれ違う船上で目が合った船長と恋に
落ちたデデは娼館のオーナーの助けで
店辞め彼と町を離れる準備するが

シモーヌ・シニョレで可愛いと思ったの
初めてかもしれない
海眺めてるオープニングはとても可愛い
その可愛さとラストの血も涙もない非情
さのギャップ

ヒモのクズぶりが皆に愛されてるデデの
幸せを壊すという物語は普通ですけど
デデの表情や仕草が残る映画のように。
ヒモの始末の仕方は憎しみこもってた

デデを助ける娼館のオーナーが良い味
出してる。
オーナーもデデもそういう世界の人なの
も良いです。クズではないけどヒモと
変らないカタギの人ではない感じ

デデは一生忘れないかもしれない僅か
数日の物語でした

39/220
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