1作目は先日観て、3作目はかなり前に飛ばして観てしまっていたので、この2作目で完了。
ローワンアトキンソン、もう、彼は殿堂入りでよろしいでしょう。文句なし。
この作品がどうとかの前に、彼の存在自体がもうゴールしてる。
今回は字幕で観れた。1作目は吹き替えしかなくてそれが心残りだったが、やっぱり、オリジナルの言語で観る彼のテンポやテンション、雰囲気、唯一無二に他ならない。
今回も完全に『007』に寄せてくる。
前作の活躍?やら、本作冒頭の謎の修行やらでいつの間にか“敏腕スパイ”扱いされてるジョニーイングリッシュ。
今回も修行から戻って早々に特殊任務へ。
やはり自分しかいない、みたいな勘違いも甚だしいノリで捜査開始。
案の定、ほとんど真っ当でカッコいいスパイ的捜査はない、、、けれど。
“お前は若くない。知恵で勝つ。”
うまい。
ゴリゴリのパルクールアクションで逃げ仰る敵側に対して、落ち着き払って追うジョニー。
別にこっちもパルクールしなくても普通に追えるじゃん、格闘能力なくても相手を倒せるじゃん、っていう目の付け所。
一流の敏腕スパイとは到底言えないが、ある意味では彼にしかできない諜報活動と犯人捜査。
こんなヤツが世界規模のテロリストを追い、陰謀を暴き、世界を守ってるなんてにわかに信じ難いし、実際グズグズなのだが、これで何とかなる、、、まさに奇跡のスパイ、“ジョニーイングリッシュ”。
殺し屋とMI7の部長の母親を間違えてとっ捕まえたり、それが最後に回収するどころか拡大を果たす。止まらない。
今回は彼お得意の誤魔化しすら通用しない失態を公然としでかす。
それでも、それでも、何でか、彼が、活躍する。何でなのか。面白すぎる。
前回はマルコヴィッチがノリノリで彼を盛り上げたが、今回はロザムンドパイクが静かなる華やかさを。
しっかりと真面目にゴリゴリの“極悪”な敵対組織を相手に、今回もジョニーイングリッシュの“お笑い”スパイ活動、たまらない。
何をしても何かが起きる、、、天才か。
その椅子、、、椅子。椅子の上げ下げが気になってまったく話が入ってこない、さすが。
車椅子の“超高速”ボタン、“Zzzz”ボタン、なにそれ、、、さすが。
“洗脳薬”ってもはや、わけわからない。
でも、やっぱり、、、そうなるのか、それやらないとね。面白すぎる。
でも、何の修行かよくわからない修行が役に立ってよかった。
今回の相棒も良い。ある意味彼にフィットした相棒。
たまに正しいことをすればジョニーが台無しにする感じ、良いコンビ。
いつも通り、わかってるようで何もわかってない“ジョニーイングリッシュ”炸裂で、全てがいちいち大事になっていく珍スパイシリーズ、ホント、面白い、笑う。
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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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