このレビューはネタバレを含みます
すべては娘のために
植物の枯渇により食糧難にさいなまれる人類は、地球を捨て別の星への移住計画を立てていた。新たな移住先を見つけた博士たちのいる星を目指し、家族を置いてクーパーがパイロットとして乗船する。
文字通り時空を超える映画。
ようやく着いたのはなんと、過ごす1時間が地球では7年もの時が過ぎてしまう水の星。
これは嫌すぎる。
転んで動けなくなったら一巻の終わり。
嫌すぎる。
そんでもって予想通りトラブルになり、1人と膨大な時間を失って、結局収穫は「この星には住めない」という事実のみ。こんな悪夢あるのか…?
次の星ではマン博士がおり、この星に住めると希望を話すものの、実は自分が助かりたいばかりにでっちあげたデータだった。挙げ句の果てには、そもそも地球外で住める星を探す計画自体が嘘だったと発覚。
こんな悪夢どころか、まさに地獄。
家族と離れ、地球に帰還しようとするも、燃料の問題が。アメリアをもう一つの星へ飛ばし、自身はブラックホールの中へ。
ブラックホールって結局何なんだ……
そもそも物理学がお手上げなのに、宇宙の話なんて絶対理解できない。とりあえずなんやかんやでうまいこと過去の娘にメッセージを伝えたクーパーは、宇宙をその身一つで漂いながらも奇跡の生還。
新たな地でやり直す人類。
その大変な功績を持つ我が娘。
最後に会ったときから数十年、自分よりはるかに老いた娘の手をとり、約束を果たした父。
これが泣かずにいられるだろうか。
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それにしてもノーラン監督の映画は難しすぎる。どんな脳みそしてるの?!