《目を閉じれば、いつも一緒…》
”嵐の中で〟のオリオル・パウロ監督のスペイン発、日本劇場未公開のミステリー作品。
Amazonプライムにて初鑑賞。
”ア・ゴースト・ストーリー〟”パターソン〟と静寂な映画が続いたので、少し刺激のある作品を…
スペイン映画には、ハリウッド映画には出せない空気感あり、”気品〟のイギリス映画、”優美〟なフランス映画、”温和〟なイタリア映画とも違う…
アレハンドロ・アメナーバル、
ペドロ・アルモドバル、
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ…
スペインが誇るこの3人の映画人の作品に共通するのは何か?
”人間感情の描写が繊細で深い…〟
スペイン語の響きがより”繊細さ〟に深みを与えているのかもしれない。
自分が思うに、スペイン映画は”繊細〟なのだ。
オリオル・パウロ監督の今作と”嵐の中で〟も同様で、スペイン映画のそういう良さを感じる。
ミステリーとしては最後のどんでんがえしには驚いたけど、作り込み過ぎの感があるかな…(苦笑)
”死体〟の女性マイカ…
マイカにとても悲哀を感じてしまう。
自分は、ミステリーというより”哀しい人間ドラマ〟として印象に残った作品。
カルラ役のアウラ・ガリードが美しいです。