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もらとりあむタマ子のmasayaのレビュー・感想・評価

もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)
4.3
『旅のおわり世界のはじまり』で前田敦子が消化不良だったので、アマプラの配信終了が近い『もらとりあむタマ子』をwww

『リンダリンダリンダ』の山下敦弘監督、向井康介脚本、前田敦子主演の78分間で紡ぐヒューマンドラマ。

康すおんさんは、ずっと尾藤イサオさんだと思ってた、赤の他人とはとても思えないwww

純粋に面白かった。
前田敦子は女性として見ると、あまり魅力を感じないけど(好きな人はゴメンね)、娘や妹としてなら大化けする。

ぐうたらな娘と、スポーツ店を営み堅実に生活する父が、ゆっくりと新しい一歩を踏み出す四季の物語。

ごく普通のありきたりな家庭生活を、丁寧に描く中で、タマ子の複雑に揺れ動く心情、父と娘の不器用だけど優しい関係性、中学1年生の愉快な男友達、疎遠になった複雑な女友だちを、穏やかに優しく表現している。

丁寧に伏線を回収する脚本もステキ😌
女友だちと駅のホームで別れるシーンなどは、特に印象的。

モラトリアム:経済恐慌などの場合、国家が債務の履行の一定期間延長を認めること。支払猶予。比喩的に、社会人となるべき自信がなく、大学の卒業などを延ばしていること。

以前食事時の我が家で、嫁娘戦争が勃発した。
嫁「くぁwせdrftgyふじこlp!!💢」
娘「くぁwせdrftgyぜにがたlp!!💢」
僕(触らぬ神に祟りなし、死んだふり死んだふり。)
嫁「ごはんどうすんのよ!💢」
娘「食べる!!!💢」
僕(いや、食べるんかい!!!www)
僕はケンカなんかすると、食欲なんて無くなっちゃうけど、女子はケンカしても、平気でご飯を食べれる生き物なのかい?🤔

何歳になってもモラトリアム期があったっていいじゃない、人生焦らずのんびりいこうよ。
これまで人生を全力で走ってきた人、人生に疲れた人にこそ観て欲しい。
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