1988年アメリカ。1958年のマックイーン主演B級映画のリメーク版。チャック・ラッセル監督、フランク・ダラボン脚本で上々のエンタメに仕上がっている。田舎町に落ちた隕石から出てきたアメーバ状の物体が人を食べて巨大化していき、高校生の男女が町を救うべく活躍する。ストーリーが起伏に富んで退屈させないのはさすがタラボン。高校生のデート映画としてこれ以上の作品はなかったに違いない。主演のショウニー・スミスはSawシリーズに出演している。
この時期、本作「人喰いアメーバの恐怖」改め「マックイーンの絶対の危機」→「ブロブ 宇宙からの不明物体」や「ハエ男の恐怖」→「ザ・フライ」のように50年代の良質B級映画をリメークした名品が出た。メーキャップ技術の向上や日本社会でのタイトルのつけ方の変化を感じさせる。
