クマヒロ

チャップリンの消防夫のクマヒロのレビュー・感想・評価

チャップリンの消防夫(1916年製作の映画)
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『替玉』と『放浪者』の間に来るミューチュアル社製作の3本目。本作のチャップリンも奔放なようでいて、誰の支配にも屈しない姿をコメディを通して描いていると感じます。

ミューチュアル社時代の仲間エリック・キャンベルは本作でも活躍。嫌な上司役をはち切れんばかりの体格で威圧たっぷりに演じ、エドナ・パーヴィアンスをチャップリンが助けに行くというプロットは通じているように感じます。

本作は屋外の撮影が目立ち、馬に乗るチャップリンのバストショットであったり、壁をよじのぼりエドナを助ける姿等、意外にも勇ましい姿も目立ちました。
本作は恋愛がストレートに成就する点でも間抜けだけど男らしいチャップリンが見られると思います。
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