ウォシ

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!のウォシのレビュー・感想・評価

3.2
学生時代の栄光と現在の没落…
自分も人生で一番楽しかったのは大学時代なので気持ちはすごく分かる…

バカな事して笑ってくれる人、一緒にバカな事やってくれる人。
そんな友人たちに囲まれた日常は最高に楽しいが、大人になるとそんな環境はどんどん消えていく。

当時の友人たちはどんどん次のステップへと進む中、自分だけは「昔は良かった」と感傷に浸り停滞。
若さを失った時に気付かされる危機感と恐怖。

そんな哀愁の中年ドラマに宇宙人襲来を絡めて渋くもドタバタした物語として個性が際立つ。

それ故にいまいちコメディになり切れず、またスリリングにもなり切れない微妙なラインになってしまったかな。

ラストの超展開も悪い意味で「ありのままの君でいいんだよ」というメッセージになってるように感じて受け入れがたかった。
自分が楽しいと思う事はどんな手を使ってでもしたい!…という考え方にはモヤモヤしてしまう。
ウォシ

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