ももさく

スーサイド・ショップのももさくのレビュー・感想・評価

スーサイド・ショップ(2012年製作の映画)
2.5
鳩が飛ぶ先々で首を吊ったり飛び降りたりする人がいた….そして鳩も…。顔色の悪い男性が車に飛び込もうとした所、老人に助けられる。自殺を失敗すると罰金を取られると…。

老人は彼を自殺グッズが売っている店に連れて行く。





    「死ねなかった場合は返金します」

軽くあらすじ読んだ時、凄い内容の作品にチャレンジするなぁと思いクリップしといた作品。

絵も独特で気持ち悪いし基本みんな顔が死んでるし暗いし内容が内容なだけに見てて暫く病む感じでしたが、それだけで終わられる訳ないと思い見続けました。

沢山歌うしミュージカルっぽい感じも。3人目が生まれて、その子がとても明るく、いつもニコニコ口角が上がっててプラス思考なのが世の中に変化をもたらした。世の中と言うか家族に。

お姉ちゃんのヌードダンスに少し驚いたがどうみても美人とは言えぬお姉ちゃんを美人だと心から思う弟がお姉ちゃんにした事も優しくて見てるこっちが嬉しい気持ちになった。

代々続けてきた職だからってのもあるし、割り切ってんだろうなと見てたけど、やっぱり人を死に向かわせるお手伝いなんて嫌だよね、頭おかしくなるわ。

自分の息子にタバコすすめるとか切りつけようとするとかは、どんな理由であっても見てて違和感でしたね。

私は幼い頃から今まで振り返っても嫌な事沢山あって死にたくなる気持ちになった事なんて結局あるしな。今でも先の事とか考えたりすれば不安しかないし。

周りの人と比較したかないけど、こないだも自分より20個以上年上の人が人間関係に悩んだ事がないと言ってて、そんだけ生きてて?って思ったし結局運とかもあるし恵まれた環境とか気にしない性格とかで悩みなかったり感じない人の勝ちだよなー。敏感なだけ損な気がして。生きるに関しては。

悩みがないとか性格が前向きでメンタル強い人には理解できない事なのかもしれないけどね。どんな環境に置かれても気持ちの強い人が生き残れると思う。

この作品見たって何の解決にもなりゃしないけど考え方次第ってのだけは分かるね。どんより生きるより明るく生きる方がいいに決まってるもの。

私個人的には子供とか病んでる人には見せたくない作品に思えましたねー。