ゴン吉

るろうに剣心 京都大火編のゴン吉のレビュー・感想・評価

るろうに剣心 京都大火編(2014年製作の映画)
4.0
和月伸宏のコミックを原作として実写映画化した「るろうに剣心」(2012)の続編で、「京都編」の2部作の前編。
大友啓史監督、佐藤健主演。武井咲がヒロインを演じ、江口洋介や神木隆之介、藤原竜也、蒼井優、土屋太鳳らが共演。

時は1878年。
かつては官軍の暗殺者で「人斬り抜刀斎」と恐れられた緋村剣心(佐藤健)は、女剣士(武井咲)が師範を務める神谷流の町道場に居候して平凡な生活を送っていた。
その一方で剣心の後継者として官軍の暗殺者を引き継いだ志々雄真実(藤原竜也)が、官軍の裏切りに会い、斬られたうえに焼かれて、全身に大火傷を負いながらも生き延びる。
志々雄は復讐心と野心から明治政府の警官や内務省の大久保利通らを次々と抹殺する。
剣心は、志々雄の暴走を食い止めるために京都へ向かうが.......

「信じれば裏切られる 油断すれば殺される 殺される前にやれ 強ければ生き 弱ければ死ぬ」単純明快な真実。
官軍の志々雄への裏切りに加え、幕府による御庭番の切り捨てなど、世の中の非情と理不尽が描かれています。
佐藤健の派手な立ち回りと、彼を中心とした三人の剣客が繰り広げるライバル対決が見どころです。
本作品は前作と比べてロマンスが少なめなのが残念。
とは言え、二部作の前編であり、後編のロマンスにつながるようなエンディングなので、続編が楽しみです。
武井咲に加えて蒼井優や土屋太鳳らの魅力的な女性陣の共演も楽しめます。 

2022.9 地上波・日テレで鑑賞(金曜ロード)
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