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ワイルド・パーティーのNNNのレビュー・感想・評価

ワイルド・パーティー(1970年製作の映画)
3.6
中心の存在しない画面。内容などあって無いようなもの。あらわれる顔はいかにもエクスプロイテーション映画のそれだし、どこで終わっても差し支えない構成(2時間はちと長い……)なのだが、編集の妙味に魅せられつつ、二度ほどある演奏シーンのオーバーラップ演出はそれなりにカッコ良くもあり、ラストは馬鹿げてて笑えたしで、何だかんだ憎めないっちゃ憎めない枠におさまる。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19年)を見て周辺の映画史を掘り下げてみたくなった人にどうぞという感じ。(好事家以外にはおすすめしませんが、、)

機会あれば、本家『哀愁の花びら』(67年)と他のラス・メイヤー作品を見てみたくはある。
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