このレビューはネタバレを含みます
🌙2024.01.05_24-03
イギリスの心の王妃
チャールズ皇太子と別居してからのお話。
そのため彼女の皇太子妃としての姿や王室の話を求めている人には微妙な仕上がりになっている...と思う...わざわざダイアナ妃でこのメロドラマのような仕上がりの映画を作らなくても良かったのでは?と思ったり。
「ダイアナは二度死んだ」と本国のイギリスで言われている事にも納得...笑
地雷に対する取り組みや彼女がどれだけ好かれていたのかを知る事は出来たけれど、彼女の事をあまり詳しく知らなかった私には、この作品だけでは彼女の魅力を充分に理解する事が出来なかった事が残念...
わざわざダイアナ妃で撮っているのだから、彼女の恋愛面よりも魅力が伝わる部分を映画にしてほしかった...という気持ちが拭いきれない。
ナオミ・ワッツはダイアナ妃を演じるにあたって、彼女のインタビューを聞きながら日々ジョギングや入浴をして話し方を練習したり、映像を鑑賞し表情や顔の動きを練習したそう。ダイアナ妃の左側に顔が動く癖もテープを口元に付け右側に顔が動かないようにして習得しようとしたとの事。
出演も2回断ったそうで、やっぱりダイアナ妃を演じるのは相当なプレッシャーと覚悟があったのだろうな。
ダイアナがアンゴラを訪問した事で、地雷事故は60%以上減少。彼女の死から3ヶ月後には対人地雷の禁止条約が成立し、161カ国が調印を行なったとのこと。
彼女が最後まで本当に愛していたのはやっぱりハスナットなのかな...こんな別れ方になってしまって悲しい。
「善悪を超えた世界に庭園がある
そこで会いましょう」