クライマックスのエレクトロ戦の特殊効果はスゲーと思ったけど、そこしか見所が無い!! 2時間20分モノとは思えないほどシナリオが弛んでる。
エレクトロって元々は冴えないハゲのオッサンで、巻き込まれたタダの一般人だからね。 "魅力的な悪役" にはほど遠いのよ。そういう人物を引っ張って引っ張って大舞台のほぼほぼラスボスみたいな位置に据えるのどうかと思ったな。"どこか都合のいいタイミングで退場してもらっても構わない脇役" って感じずっとしてたからさ。
その上、グリーン・ゴブリンの存在感が薄いのよねえ。最終盤でようやく姿をあらわしたと思ったら、グウェンが落下したあと結局どうなったのかよくわからないテキトーな扱い。
世界の危機よりも「近づく・近づかない」のほうに作り手の興味がありそうという点において "出来損ないのセカイ系" みたいな印象を受けましたね。
