がんびーの

リアリティのダンスのがんびーののレビュー・感想・評価

リアリティのダンス(2013年製作の映画)
3.8
初めてのアレハンドロ・ホドロフスキー作品。

1920年代。幼少のアレハンドロ・ホドロフスキーは、軍事政権下のチリで両親と暮らしていた。暴力的な共産主義者の父と、アレハンドロを自身の父の生まれ変わりと信じる母。愛されたいと願い、学校でいじめられながら、彼は世界と自分の狭間で苦しんでいた。

エンドレス・ポエトリーを見ようと思ったらこっちを先に見た方が良いらしいので鑑賞。かなり独特、というか強烈。観る人を選ぶタイプの映画だなぁと思いました。大衆映画からはかけ離れているので「マーベル大好き!」って人が見ると映画嫌いになっちゃうかもしれませんね。これは映画なんだ、と一線置いて受け止めることが重要。あくまで芸術表現の一種。

ストーリーは監督の幼少期をもとに作られているらしいですね。こんな独特な方法で自分の伝記映画作れちゃうのはホドロフスキー監督だけなんだろうなと思いました。前半はただただ世界観に圧倒されます。後半はお父さんがメインで話が進みます。やっと世界観にもなれ、多少強烈な描写にも動じなくなったあたりで終わっちゃいます。二時間超えなので長いかなと思ったんですけど案外一瞬でした。

お気に入りのシーンがいくつかある。

エンドレス・ポエトリーをみよう。
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