shun

プラトニック・セックスのshunのレビュー・感想・評価

プラトニック・セックス(2001年製作の映画)
3.5
久しぶりに映画観ました。

「一番の罰は傷つけた相手と向かい合うこと」

以前から気になっていた作品、YouTubeに中国語字幕つきの誰かがアップしたやつがあったので衝動で観てみました。

彼女のことを知ったのは亡くなってから何年も経ったつい最近のことだし映画自体自分が生まれる前に公開されたもの。
飯島愛さんの原作の映画化、どれくらいの脚色があるのかは分かりませんが壮絶な人生であったことが分かりました。

映画を観る前から彼女がその後亡くなったということは知っていたので観ていてやっぱり悲しく、せつなくなりました。AV業界を越えて日本の社会全体に大きな影響を与えた人生だったのだと思いますが彼女が幸せを手にすることはできたのでしょうか、、本当の愛って本当に存在するのかなあ?

自殺未遂、集団レイプ、虐待、家出、水商売、キャバクラ、借金、AV出演、妊娠と中絶、、、自分がどれだけ恵まれている環境にいるか改めて実感しました。原作も読んでみたいし彼女のことをもっと知りたいと思います。

演技で特に印象に残ったのは阿部寛さん。自分はそこまで邦画を観る方ではありませんが「テルマエロマエ」は昔家族で観たことがあって阿部寛さんと言えば彼を思いだしますが、今回は全然違う役で怪演されていました。

オダギリジョーさん、割りと最近観た「舟を編む」にも出ていましたが今作は何年も前ですね。かっこよかった。最後のメッセージには感動します。

主演の方も良かったです。
shun

shun