鰹よろし

地球が燃えつきる日の鰹よろしのレビュー・感想・評価

地球が燃えつきる日(2011年製作の映画)
2.7
 数々の真実の隠蔽に関わってきた政府職員(スパイ?)の父親と、極秘情報に容易にアクセスでき且つ公表できる万能ハッカー(クラッカー?)の息子との確執に始まり見えてくる、

 「善意」と「法律違反」...

 「隠蔽(機密)」と「公表(流出)」...「電子媒体」と「紙媒体」...

 「全体」と「一部」...「国民」と「政府」...「一般市民」と「特権階級」...

 「最先端の技術(新式)」と「時代遅れの技術(旧式)」...「(?)」と「フロッピー」...

...といった、一見相反する相容れない事象の数々...

 これらの事象を、高密度天体が地球を貫通したこと、それに伴い反対に位置する「アメリカのどこか」と「オーストラリア」にて同一現象が観測されたこと、地球全体へと広がったこと...

 さらにはその原因となった天体の発祥が「ホワイトホール」であり「ブラックホール」と逆の事象でありながら通じている(?)こと...

...を以て、正反対の様でありながらその実繋がっている表裏一体の事象であることを露わにし、

 単なる一面を以て悪としていたものに、廻り廻って反対の様相を呈することを示しながら、父子の確執が徐々に徐々に解かれていく様は感涙必至。

 それを祝福するかの様なヴァン・アレン帯もステキダッタ。


「ザ・コア」(2003)...「ターミネーター3」(2003)...「滅亡の黙示録」(2008)...「アルマゲドン2009」(2009)...「ソーラー・ストライク2012」(2009)...「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」(2014)...
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