田中

わたしはロランスの田中のネタバレレビュー・内容・結末

わたしはロランス(2012年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

感想分析憶測

基本的に顔にフォーカスが当たるシーンとか話しているシーンは躍動感がある(カメラ手持ち)。セリフを間を空けずにカットしてる編集が余計に。

カメラ目線のシーンが多い。他人からの目線という意味合いもあれば、ロランスやフレッドが離れているけど互いに求め合うシーンに多く感じる。

青色がロランス、赤色がフレッド。または男性と女性かも。二人がすれ違う時、寄り添う時は決まって服装やメイク、部屋や壁の色が青か赤。
バーでロレンスが女装をしているところに男性が入ってきて殴り合いになるシーンは特に照明の使い方が印象的。
最終的にロランスは紫になって、フレッドは青が残ったまま。

雨や雪がたくさん使われている。落ち込んでいる時だったり、離れている期間に積もっていく様子で。心情を表している部分が多かった。

洗濯物が印象的なシーンが3、4つほどあった。二人の日常的な部分の表れになっているのかな

当事者にならないとわからない悩み。映画のテーマの性別であったり、それは日常で宗教であったり人種であったりする。
自分は偏見がないように勉強したり、関わっているつもりだけど、どうしても相容れないところはあるんだろうなと感じた。

ロレンスが性に対して悩むシーン。女生徒の長い髪やメイクに目がいったり、クリップをネイルのように爪に挟んだり、行く先々で女性の顔が気になって悩む様子が印象に残る。

フレッドのロレンスに対する愛は終始絶えない。常に青がそこにあって、求めている。

ロレンスの性自認のことやフレッドのロレンスの子供のことなど、伏線が綺麗。

性自認が女性の生物学的男性と、性自認も生物学的も女性が付き合うとしたら、それはレズなのかどうかっていう疑問が生じた。勉強が足りない。

「愛なしには儚い炎」
田中

田中