Kota

スノーピアサーのKotaのレビュー・感想・評価

スノーピアサー(2013年製作の映画)
3.8
まず、氷河期になったのは自然現象じゃなくて温暖化を無理やり止めようとした人間の愚かさであるところにポン・ジュノ監督のメッセージが全てがある。面白いよこれは。なんか評価低めで”現実的じゃない”ってコメントが多いけど、SFな時点でどんだけフィクションでぶっ飛んだ世界観作れるかが映画の存在意義だと思う。

止まらない電車。外に出たら凍死。貧困層の最後尾から富裕層の先頭車両まで駆け抜けろってこんな面白い設定ある?(笑)全体のプロットが“タイム”に似てて、あっちもだけどこーいうゲームみたいな設定大好きなんよね。車両毎にいろんな特色があるのも良かった。

普通にポン・ジュノで辿り着いた映画だから、最初クリス・エヴァンズ見ても似てる人としか思わなかったし、ジェイミー・ベルが今回も今回とていい相棒キャラだった。そして、ラブリーチャーミーな敵役ティルダ・スウィントン。“オクジャ”然り監督はティルダの使い方大分間違ってるよね。いつも最高なんだけどね(笑)

もう一度言うけど面白いよこれ!
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