映画のち昼寝

ウォールフラワーの映画のち昼寝のレビュー・感想・評価

ウォールフラワー(2012年製作の映画)
4.0
エズラ・ミラー過去作発掘鑑賞1本目。

エズラ君目当てで見たんだけど、
甘酸っぱいティーンのラブストーリーか?
と思ってたら、全然甘酸っぱくなかった…!
むしろ胸が苦しいくらいだ、コレ。

主人公チャーリーが高校の国語教師に

「どうして、僕の愛する人たちは
間違った相手を選んでしまうのか?」

というような質問を投げかけた時に、
国語教師が答えた言葉が胸に刺さりました。

ほんと、そうだよね…。

この国語教師が答えた言葉の意味に、
一生気が付かない人もいれば…

この物語の主人公チャーリーや
親友のサムとパトリックのように、
自分にとって、かけがえのない愛する人たちとの
関わり合いの中で気付ける人もいる。

「私は愛されて、大切にされるべき人」

それに気が付けるだけで、人生は輝き出す。


わー!
真面目なこと書いちゃったぞ!

ゲイの高校生パトリック役を演じる
エズラ君の笑顔は素晴らしすぎて敵わない!
ロックンロールホラーショーの
衣装にはかなりギュンッ!ときました(о´∀`о)
あと傷ついて心はボロボロなのに、
涙目で強がって無理に明るく振る舞う姿が
もう、ほんと秀逸でしたね。

主演のローガン・ラーマンも心にトラウマや
病を抱えた秀才チャーリーを見事に好演。
アメフト部員に立ち向かった時が好きだなぁ。
あの瞳に胸がしめつけられた。

ヒロインのサム役、エマ・ワトソンは髪を
ベリーショートにしてて、めちゃくちゃ可愛かった!!

国語の先生いい人だなぁ…!
国語の先生と美術の先生は
スクールカースト下位の学生にも
優しいというイメージ世界共通か?
こういう教師はホント必要です。

高校生活1日目で友達できないとアウツ!
ってのは日本でもあるわなぁ…。
ティーンの世界は残酷だ。
自分も経験してきたけれど、
生きぬいて大人になれて良かったよ。

壁際の花だって一輪だけじゃない、
同じく壁際を好む花がたくさん咲けば、
そこが心地よい居場所になるよ。

なにより自分と愛する人を大切に!!