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THE DEAD CLASS/死の教室のEllenAimのレビュー・感想・評価

THE DEAD CLASS/死の教室(1976年製作の映画)
3.5
20世紀を代表する演出家、前衛芸術家であるタデウシュ・カントールの舞台をワイダが撮った作品。

観客が入ってきて、席に着くところから始まり、廃墟の教室のような空間に顔面蒼白に塗り12人の中高年が舞台で座り込んでいる。舞台の主人公たちですね。
カントールの指揮や号令と共に動きだしたり…
一旦退出して、人形を抱えたり背負って再び戻ってくる…。
ゾンビのようにゆっくりと動き、いきなりズボンを下ろされ、尻をだす男性もいたり…。
窓を持ってたり、やたら笑顔の女性もいたり…。
ソロモン王やダビデとか……突如として理解し難い議論が始まる。
何度となくワルツが流れるのだが、合わせて動き出したり…。

この教室だけで終わるのかと思いきや、中盤は草原に出てはしゃぎ、再び教室に戻ってくる…。
奇想天外、摩訶不思議で理解不能な演出が続きます。
コミカルでシュールなのですが…。

ラスト、、カントールが退出しても、またもやあのワルツが流れ、なかなか幕が閉じないという…。
ま、、なんといいますか私は凡人なので75分でよかったような気がします。。
ちょっと疲れてしまった。
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