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アート・オブ・ラップのロックのレビュー・感想・評価

アート・オブ・ラップ(2012年製作の映画)
4.4
全員達人の触れ込みに嘘偽りなし。

西海岸で最初にヒップホップで名を挙げたラッパーICE-Tがメガホンをとり、時代を象徴するラッパーたちにインタビューをしていく。登場するラッパー全員が豪華。ICE-T自身がラッパーとしてレジェンドであり、俳優としてはLAW&ORDERでの刑事役として何年も出演している。うちの両親は俳優としてしかしらない。彼が今作のインタビュアーとして抜群やった。リスペクトをされる身分であり、自分よりも先輩のヒップホップ初期のレジェンドらとうまくつないでいる。
そして全員その場で、ラップをかましてくれる。かっこいいし、むっちゃうまい。見る価値充分あり!
そして驚いたのが、カニエが超絶ラップうまかったこと。ほぼ全員のラップで鳥肌立っていたけど、カニエにはさらにやられた。もちろんうまいことは知っていたし、何曲か好きやけど、ここまでかと。

満を持してラスボスのようにでてくるDr.ドレーも迫力あった。グランマスターカズが俺はアンチマリファナやから焼却処分してやるんだって言いながら、自分へのご褒美で吸い始めたところも最高やった。

ラッパーそれぞれが自分のスタイルがあり、そしてそれにそったリリックの作り方がある。音源を聴くときにそのことを考えながら聴くとより一層理解が深まるかも。
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