このレビューはネタバレを含みます
ブレイク前のジェシー・アイゼンバーグの姿を堪能できる。
ジェシー・アイゼンバーグといえば、『ソーシャル・ネットワーク』『嗤う分身』『グランド・イリュージョン』などなど、オタクっぽい、冴えない、でも頭は良くて口は達者でどこか嫌味で…という役がほんとにハマリ役だよなあ〜、と再確認できる。
ひと夏の恋の話で、青春ストーリーとしてはベタ。大麻を嗜んだり、セクシー美女に誘惑されたりするのも、お約束。いかにもアメリカの青春映画という感じ。
しかし、奥手な主人公が童貞なりに彼女を傷つけないように考えるのだが、それってただの自己満足だよなあ〜、罪悪感を吐露して自分がラクになりたいだけだよなあ〜、と鼻白んでしまった。ヒロインのキャラがいまいち立ってないのも気になった。
遊園地でのバイトの様子など、面白い部分もあるが、うーん。
個人的に、同種の主人公像なら、ダニエル・ラドクリフの『もしも君に恋したら。』のほうが楽しめた。