日本の企業戦士として67歳まで働いていた男が、69歳のとき胃癌のステージⅣを言い渡される。
残された命、男はエンディングノートとともに自身の人生の最後を一大事業として取り組むことにする。
砂田知昭さんの生き様は素晴らしい。
亡くなる数日前に90代の母親に電話で感謝を伝えるシーンは感動的だったし、長男と亡くなったあとの話し合いをしているシーンは亡くなる直前までビジネスマンの顔をしていた。
ただ、ドキュメンタリー映画として観ると、このシーンいるの等、いくつか気になる点はあった。
娘で監督の砂田麻美さんが、父のエンディングノートを読むけど、本人が無理だったら、年配の男性の声優さんをあてた方が良かったのでは…
監督自らが、ちょっと出しゃばってる感がしてしまった。
是枝裕和さんがサポートに入ってるけど、本当にサポートだけで、編集などは監督が一人でやったのでしょうね。
いずれにしろ良い映画でした。