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ハーヴェイ・ミルクの一のレビュー・感想・評価

ハーヴェイ・ミルク(1984年製作の映画)
3.8
第57回アカデミー長編ドキュメンタリー賞受賞作品

自らゲイを公言し、社会的弱者の権利獲得を訴えたサンフランシスコ市政執行委員ハーベイ・ミルクの活動や暗殺された事件を中心に追ったドキュメンタリー

ガス・ヴァン・サント監督の『ミルク』もまだ観られていないというのもあり、恥ずかしながら全く知らなかった人物だし、こんなにも凄惨な映画みたいな事件があった事すらもしらなかったからかなりの衝撃度

当時の記録フィルムや彼を知る人々へのインタビューを通し、いかに魅力的で政治に対しても誠実なカリスマ性のある人物であったかというのがわかるから尚更辛い

そして今では考えられないくらい、ほんの数十年前まで公の場で、しかも政治家が堂々と悪びれる様子もなく、同性愛者に対して差別発言を繰り返す映像は中々ショッキング

後味も最悪だけど、彼の活動によって救われた人々は計り知れないだろう
こんな悲劇を忘れないためにも、そして勇気と希望を与えた彼の為にも、1人でも多くの人に観て欲しいと思えるような素晴らしいドキュメンタリーだった

〈 Rotten Tomatoes 🍅96% 🍿94% 〉
〈 IMDb 8.3 / Metascore - / Letterboxd 4.1 〉

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