検非違使

成功の甘き香りの検非違使のレビュー・感想・評価

成功の甘き香り(1957年製作の映画)
4.5
「死ぬまでに観たい映画1001本」940+214本目

めちゃくちゃかっこいい映画。1957年のニューヨークのいかした感じが伝わってくる。
ニューヨークの街のモノクロの街がめちゃくちゃイケている。
タバコ売るなとも言えない。エッチなお姉さんもいいね。

成功の甘き香り』(せいこうのあまきかおり、Sweet Smell of Success)は、1957年制作のアメリカ映画。公開当初はあまり評判がよくなかったこの映画は、時がたつにつれて評価が上がってきており、1993年にアメリカ国立フィルム登録簿に登録された。さらに、この映画の登場人物であるJ.J. ハッセンカーは、アメリカ映画100年のヒーローと悪役ベスト100の悪役部門35位にランクインした。 また、この映画を基にしたミュージカル作品Sweet Smell of Successものちに上演された。

ストーリー
ニューヨークで最も影響力のある劇評コラムニストであるJJ・ハッセンカーは、妹のスーザンがジャズ・ミュージシャンのスティーヴと交際するのが気に入らず、プレス・エージェントのシドニーを使って二人の仲を裂こうとする。

ブロードウェイの劇評で、中央に絶大な影響力を誇るコラムニスト(ランカスター)のエゴイズムと、彼に小判鮫のように喰いついて甘い汁を吸おうとする小物のプレス・エージェント(カーティス好演)の卑屈な行動を悲哀を込めて描き、マスコミの薄汚い舞台裏を辛辣にあぶり出す問題作。妹と駆け出しのジャズ歌手の交際を快く思わないハッセンカーは子飼いのファルコを使って、二人の仲を裂こうとするがうまく行かず、からくりを知った妹は彼らをののしって、身投げしてしまう。緊迫した長廻しの芝居が続くラスト・シークエンスが圧倒的。ハッセンカーは、ちょうどエド・サリバンのような、単なる芸能ジャーナリストを超えたボス的存在と言えば、分かりがいいかも知れない。アーネスト・レーマンの原作を劇作家でもあるC・オデッツが脚色した。
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