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愛さえあればのchipのレビュー・感想・評価

愛さえあれば(2012年製作の映画)
3.7
五年前、「未来を生きるきみたちへ」を始まりに、スサンネ・ビア監督作品を片っ端から観た時期がありました。
彼女の作品には、重い題材を取り上げながら、ラストにはほのかな灯りが見える、そんな魅力があります。


明るい太陽が降り注ぐイタリア、ソレントが舞台。
美しい海と街並み…
観光本のようなステキな風景が広がっていて、
古城での結婚式が行われようとしている。


新郎の父と新婦の母の、大人の恋を描く。。


妻アイダの癌の闘病中に浮気した夫の言い分に、ムカムカと腹が立った。
終盤、そんな彼にアイダが言う、
「あんたと一緒には何もしたくない!」
ですよね~
アイダの決断に拍手~


レモン畑を初めてみました。
葉のグリーンがとても爽やかでした。


再発かどうか…
「検査結果を一人で開けるのが怖い」
「でもあなたと一緒なら平気」
とアイダが言って。。

「結果はどうあれ…できるだけ長く一緒にいたい」
「10分でも2年でも30年でも、」
こう言ったフィリップを演じたのはピアーズ・ブロスナン。。
仕事人間の冷たい男が…
恋をして優しくなりました。



スサンネ・ビア作品の中で一番ロマンチックな作品だと思います。
アイダの赤いドレス、黄色いワンピースがステキでした。


若い二人はうまく行かなかったけれど…

自分に正直にいきること、
愛さえあれば…
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