あきしげ

フッテージのあきしげのレビュー・感想・評価

フッテージ(2012年製作の映画)
2.0
主人公は身勝手すぎる上、恐怖演出が幼稚。

良かった点。

・映像のインパクトがある
・イーサン・ホークの演技

悪かった点。

・驚かせる大きな音がワンパターン
・真相が分かってトーンダウンする
・中だるみを避ける工夫がほぼない
・最後のファンタジーなオチが微妙

スコット・デリクソン監督は個人的に注目している。
『ドクター・ストレンジ』の監督だったので期待大。

密室のサスペンスのイーサン・ホーク。
『パージ』で似たような印象があった。
ただ、本作では身勝手な作家を演じる。

そもそも作家という人種は普通じゃない。
普通じゃないから作家になると思います。
そんな人が平凡な家庭を築く事に違和感。
もう少し綻びがあっても良かったと思う。
だから売れない作家と言えば話しは終了。

ネタの為に家族を巻き込む無責任さ。
しかも、一人でコソコソやっている。
妻は立ち入るどころか聞きたくない。
この妻の立ち位置にも問題があった。

徐々に真相が解明していくが盛り上がらず。
それまでの道のりが退屈すぎて寝てしまう。
そこにタイミング良く大きな音でビックリ。
敢えてつまらなくした構成にしているのか。
そう思ってしまうほど面白味に欠ける展開。

とにかく、ワンパターンな恐怖演出。
80年代ならば許されるがパターン。
今は2017年なので幼稚すぎます。

そこで分かった事が一つあります。
スコット・デリクソン監督はホラー映画が下手。
ジェームズ・ワン監督の作品でも観て勉強しな。
そう言いたくなるほどの差である。

イーサン・ホークの良さも活かされていない。
イーサン・ホークの使い方が下手すぎました。

スコット・デリクソン監督のホラー映画はアカン。
『ドクター・ストレンジ』で頑張って欲しいです。
あきしげ

あきしげ